2023年11月11日14時から、23名の方が参加して自治会館にて第18回自主防災訓練を実施しました。今回は主に防火に付いての知識を深めるため、越谷消防署長川津氏にも指導いただきました。
第一部:越谷市の火災の実情と火災を防ぐ知識と備えを学びました。
1.ビデオ視聴:火災と地震に関する防災のビデオを視聴しました。
2.越谷市消防署長川津忠雄署長からのレクチャー
越谷市の火災の実態や火災への備え・心構えなどを教えていただきました。
第二部:2021年10月3日に起こった北越谷一丁目の火災の状況と教訓
1.鈴木副会長から当日の現場の状況について説明がありました。
- 14時15分火災発生。14時30分消防車到着。隣家へも延焼。
- 18時頃に大きな火は鎮火したが、時たま火と煙が上がる。
- 23時過ぎまで消防車、救急車各一台待機。
2.後日、本件について自治会役員が消防署を訪問し、当日の消火・救援活動に感謝したうえで話を伺う。
- 最初の119番から現場到着まで時間がかかったのでは?
(最初の119番通報が14時17分、消防車到着が多分14時30分ごろ)
- 第一報は携帯からだったが住所が告げられなかったのですぐ対応できなかった。固定電話であったら逆探知できたのだが。
- 当日はほとんどの消防車が谷中消防署で訓練中で若干時間がかかった。秒単位で出動できるように訓練を重ねる。
- 十数台の消防車が集結したが、ホースがかなり長くなるなる消防車もあり、水圧も低いように見受けられたが?
- 近くの消火栓ではなく、遠くの消火栓を使用したのは事実。若い隊員も多く経験不足もあった。訓練を重ねていく。
- 北越谷の水道管は古く75〜100mmで、現在の水道管は200〜300mmが多い。水道局との連携で水圧を上げることもできたが、上げすぎると水道管の破損のおそれもあった。その他の要因もあってホースからの水の勢いが弱いこともあった。
- 元荒川からの給水は、ヘドロ等もあり火災時には使わない。(地震時には使う)
- 最初の消防車の到着時には、隣家は炎を浴びてはいたが燃え移ってはいなかった。放水活動を続ければ延焼は防げていたのでは?
- 人命救助最優先で活動し、最初に火元のオタクの不明者救助に当たったが、隊員も危険な状況になり、やむを得ず退出。
- 隣家との間はかなり狭く、消火活動はしたが二階の通気口から火が入ったのではないか。延焼を食い止められなかったのは悔やまれる。
- 火災の原因は、確定できていない。
- 住民や自治会として今後の課題は?
- 屋外の消化器はないより、あったほうが良い。
- 家庭に消化器、火災報知器の有無を確認し、設置を求める。
- 通報は的確に。可能なら固定電話を使ったほうが住所特定が容易。
- 要援護者の支援。
- 防災訓練の実施。
以上、大変に最高になる内容でした。