北越谷は「生活満足度」最下位、「定住意向」も最下位です。越谷市世論調査

越谷市では毎年市民の世論調査を行っています。最新の2023年の世論調査によると、この北越谷地区の見逃せない現状が見えてきています。

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北越谷の住民の「現在の暮らし向き」の満足度は市内で最下位です。

現在の暮らし向きに「不満」と答えた方の割合は市内最悪値の26.1%で全体平均を約12ポイントも上回っています。北越谷在住で暮らし向きを「不満」と考える方は市の平均の約2倍いらっしゃるわけです。北越谷は住民の4人に1人が暮らし向きに不満をもっている町になってしまいました。

当然ながら「満足」と答えた方は市内最低です。市内平均の54.2%に対して、北越谷住民の「満足」の割合は約10ポイント低く44.6%で、市内13地区の最下位であるばかりでなく、第12位の地区からも4.8ポイント低く断トツの最下位になっています。(世論調査資料のP25~P29をご参照ください。)

「今後もこの地区に住み続けたい人」も市内最下位です。

今後もこの地区に住み続けたいと思うかの「定住意向」の調査では、北越谷地区は全体平均(76.9%)を7.3 ポイント下回って最下位でした。また、このまちから出ていきたいという「転居意向」は北越谷地区は22.8%で市内で最も高い値を記録しました。北越谷はほとんど4人に1人が、いつかはここから出ていきたいとおもいながら住んでいる町です。

転居したい理由としては、「現在賃貸なので持ち家がほしい」「現在の住宅が狭い」という理解できる理由をあげた方が多かった半面、「この街に愛着がないから」「この地域になじめないから」「こどもの教育のため」という理由も他地域に比べて高い数値を示しています。
とくにこどもの教育に適さない地区だと考えているかもしれない方が一定数いることには注目すべきではないかと思えます。(世論調査資料のP31~P42をご参照ください。)

2023年の世論調査で地域別に統計数値をまとめているのは上記の2点だけです。その全2点において北越谷地区が最下位だったことを私たちは見逃してはいけないのではないでしょうか。
社会は大きく変革しました。私たちの北越谷は4人に1人が生活の不満を持つ町になりました。4人に1人が出ていきたいと思っている町でもあります。私達にできることは限られていますが、それでも「自治会活動は今のままでどおりでよいのか?」「私たちの活動は住民の満足度を上げることに貢献しているのか?」「自治会はだれのためにあるのか?」などつねに考えていく問題は多くあるように思います。